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アビシニアンのウニとモモの生活


by unilog

ウニがやってきた

2004年2月15日、うちにウニがやってきた。
ウニとは生後4ヶ月になろうとしていたアビシニアンのオスネコである。

思えば子供の頃からずっとネコが飼いたかったのだが、母親の反対で願いはかなわなかった。そんなある日、小学5年生ごろだと思うが、向かいに住む祖母がどこかからシャムネコ(多分雑種)をもらってきた。喜んだ私は猫の飼育権は手に入れたのだが、命名権は入手できなかった。祖母は「私が飼うんだから私が名づける」と言い張り、死んだ祖父の名前をつけてしまった。かくして立派なシャムは『次郎』と名づけられたのであった。

祖母は次郎をかなり厳しくしつけた。叩く、怒鳴るはあたりまえ。首根っこをトイレに押さえつけてすさまじい形相で説教を延々と続けるなど、早くして亡くなった夫・次郎への復讐だろうか?と子供心に思ったものだ。
しかし、厳しいながらも祖母の次郎への愛情も格別深く、結局数ヶ月で交通事故にあって次郎が他界したときには深いペットロスに陥ってしまった。
結局、それっきりネコを飼うことはなかった。

それから約20年、社会人になって独立した私のもとに、ウニがある日突然やってきたのだった。

■はじめて家に来た日 ■
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なぜかネコを飼ったらウニという名前にしたいと思い付いてしばらくしたある日、普段はあまり行かないホームセンターに突然行きたくなり、そしてケージの中で元気に暴れているアビシニアンに一目ぼれをしたのだった。
すかさず店員が「抱いてみませんか?」とやってきたが、きっと連れに怒られるだろうと思って躊躇をした私に、有無を言わさない早業でケージから連れてきて、抱っこさせてしまった。
その瞬間、アイフルのCMよろしくで「こいつしかいない」という気持ちになってしまった。「おまえ、うちにくるか?ウニになるか?」と聞くと、にゃーんと言った(気がした。)
しかも、相場は10万円のネコがなぜか4万円台で売られている。病気のようでもないし、なぜか「バレンタインセール」らしい。アイフルに頼らなくても買える。そう思った瞬間、このネコはウニになる運命だと感じた。

問題はうちの連れである。
絶対にこんな急な決断は許さないだろうということを知っていたが、長年ネコを飼っていて猫好きであることも知っている。ネコを抱いている自分を見て一瞬むっとした顔をしていたが、無理やり抱かせてみた。そうするとこのネコも連れの腕の中でごろごろと甘えている。急に決めるな、本当に世話できるのか、とむっつり顔ながらも、すでにこのネコに気持ちを奪われているのは間違いなかった。そして、まさに猫なで声で頼み込み、かくしてそのネコはウニになったのであった。

この日、連れが言った「こいつは凄いぞ。大変だぞ。」といった意味はその場では分からなかったが、後によく理解するようになったのである。
by unilog | 2004-03-16 22:52 | ウニモモ